cinema3

2018.06.13

その後、観た映画。

『レディ・バード』(グレタ・ガーウィグ)

明らかにペースが落ちてきたけれど、まぁ仕方ない。
これから真夏に向けて、どんどん仕事が忙しくなる。

今年前半に観た11本の映画でどれが好きかと考えると
(誰も聞きはしないけれど)
『希望のかなた』と『HAPPY END』がせめぎ合っている。
結局のところ、細部まで作り込まれたものよりも
どこかやや抜けていて、音楽もそんなにかからない、
そしていまひとつ盛り上がりに欠ける、
そんな地味な映画が好きなんだと思う。
『HAPPY END』なんて、全く予想もしない
ハッピーでもバッドでもない、
ただぽかーんとするようなエンディングに
えー!とツッコミつつも拍手を送りたくなった。
万人に勧めるとしたら、これら2つは選ばないけれど。
『君の名前で僕を呼んで』はたしかにすばらしかった。
だけれどこうもみんな口をそろえて「いいね」と言うのを聞くと
天邪鬼な気持ちがむくむくと…。

この先、ポール・トーマス・アンダーソンの『ファントム・スレッド』は
ぜひ観たい。そして是枝さんのもやっぱりスクリーンで観ておこうと思う。

cinema 2

2018.05.09

その後観た映画
『ペンタゴン・ペーパーズ』(スティーヴン・スピルバーグ)
『さよなら、僕のマンハッタン』(マーク・ウェブ)
『君の名前で僕を呼んで』(ルカ・グァダニーノ)

3本とも非常に質が良く、人に薦めたいと思える作品だった。

待ちに待った『君の名前で僕を呼んで』
全編、映像の美しさに胸を打たれた。
体にまとわりつくハエや、埃っぽいマットレスすら美しい。
夏の瑞々しさを全て閉じ込めてしまったようだ、と思っていたら
季節が移り変わったラストシーンの美しさよ!
そして音楽。冒頭のピアノから完全にやられてしまった。
これはもう、若干あざとさを感じてしまうほど、
音楽がぐいぐいとシーンを盛り上げていく。
この監督、次回作が楽しみ。

どんでん返しのバッグ

2018.04.19


『どんでん返しのバッグ』(roll/日本ヴォーグ社)
デザインさせて頂きました。
インパクトのあるタイトルですが、
外袋と内袋を縫い合わせ、最後にひっくり返すと
裏地つきのバッグが完成、というドラマチックな手法です。
縫い代が全部隠れるので布端の始末がいらず、
しかも仕上がりきれいという、利点の多い作り方だそうです。
最後の最後まで完成形が見えない分、ひっくり返したときの
達成感が大きいんですよね。
モデルは、飛び跳ねたりいろんなポーズで楽しませてくれた
お茶目なKALINAさん。

フルタヨウコさんのこと

2018.03.28

フルタさんと初めて会ったのはいつ頃だったろうか。
2005年ごろには一緒に仕事をしているから、
その2〜3年前には友達だったと思う。
当時、まだ彼女は料理家としては活動していなくて
たしかカメラマン、ライターを生業としていた。
その後、料理の腕前が評判になり
ジャム作家や料理家として活躍することになる。
私は彼女の2冊のレシピ本のデザインをさせてもらった。
笑いながら「お抱えデザイナーだから」と言ってくれたのが
うれしかった。

2018年2月5日。
彼女はあまりにも突然にいなくなってしまった。
まだその不在の実感がない。
「悔いのない生活をしてきたから大丈夫」
亡くなる間際に家族に言った言葉。
きっと一生忘れることはないと思う。

cinema

今年は精力的にスクリーンで映画を観ています。
『希望のかなた』(アキ・カウリスマキ)
『スリー・ビルボード』(マーティン・マクドナー)
『シェイプ・オブ・ウォーター』(ギレルモ・デル・トロ)
『ビガイルド 欲望のめざめ』(ソフィア・コッポラ)
『15時17分、パリ行き』(クリント・イーストウッド)
『聖なる鹿殺し』(ヨルゴス・ランティモス)
『HAPPY END』(ミヒャエル・ハネケ)

出産してからここ5年は、年間0〜2本だったから、ものすごいペース。
(あと、ドラえもんも観てます)
ハリウッドものが多いのは、ほとんど隣町の立川で観ているから。
ちなみに、家でDVDなど観ることはありますが
映画館での鑑賞とは区別しています。