手紙のある暮らし

2015.09.25

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『手紙のある暮らし』(マイナビ)をデザインさせて頂きました。取材は一田憲子さん、撮影は鍵岡龍門さん。
数々の手紙上手な方々と、その書かれた手紙が登場します。筆不精なので、大いに参考にしたいところ。

実は本の中には、私が産後の不安定なときにもらって、とても助けられた大切な手紙も小さく掲載されています。探してみてくださいね。

手紙って、タイミングが大事だなぁと思います。以前、あるお宅に仕事で伺って、次の日にその方から封書が届いたことがあります。私たちが帰ったあとすぐに書いて投函してくれたんだ!と感激しました。私もそんな風に手紙が書いたり出したりできるようになりたいものです。

ありがとうございました

2015.08.22

circleでの展示が終わってもう一ヶ月が過ぎようとしています。今さらですが、お越し頂いた皆さま、circleの丸山さん、飯塚さん、しのさん、そしてご協力して頂いた甲斐みのりさん、桑原奈津子さん、本当にありがとうございました。
8月はブックデザイナーの繁忙期だと個人的に思っています。今やっている仕事のご報告は10月以降に続々とする予定。そんな中、息子が手足口病からプール熱と連続してかかってしまいました。このプール熱がやっかいで、高熱が4〜5日続き、解熱後も2日間は登園禁止。今回は病児保育に初めてお世話になりました。

GROCERY STORE

2015.07.04

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7月10日〜27日まで、国立市谷保のcircle[gallery & books]にて、西本良太と二人で展示をします。テーマはGROCERY STORE。どこの町にもある、お菓子や日用品を売る小さな食料品店。木で作られたアイス、お菓子、りんご、石けんなどに、私がパッケージを考え、制作します。19日にはレセプションパーティーが行われ、どなたでもご参加になれます(料理はごはん屋ヒバリ!)。26日には西本良太によるスライドショーが。期間中、桑原奈津子さんに作って頂いたお菓子も販売されます。そして、今回のために小冊子も制作しました。こちらには甲斐みのりさんに文章を書いて頂きました。

二人で展示をしてほしい、とギャラリーの丸山さんにずいぶん前から声をかけて頂いていました。が、何かを作って人に見てほしいという気持ちが基本的になく、いったい何をしたらいいのかずいぶん悩みました。結局、仕事であるグラフィックデザインを応用して作品を作ることに。パッケージデザイン、というとロゴなどが入っているのが普通ですが、今回はなるべくそういう要素が目立たないようにしました。
都心からちょっと離れますが、ギャラリーが入っている「やぼろじ」にはご飯がおいしいカフェがあったり、国立には素敵なお店がたくさんあります。ぜひお越しください。

http://circle-d.me/gallery/blog/exhibition/

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6月の出来事としてもうひとつ。国立駅にできたpaperwall cafeである講義を受けて来た。講師は詩人の平出隆さんと音楽家の伊藤ゴローさん。お二人とも国立在住。ゴローさんは教授(坂本龍一氏)との専門的な音楽用語についてのやり取りを画面で見せながら解説。平出さんは昨年亡くなった河原温について。今まで河原温にはそれほど興味を持ってなかったのだけど、平出さんの話を聞いていたら俄然興味が湧いて来た。相当おかしな人だったんだなぁ。講義参加者は自分の名前をタイプライターで打つ、という趣向も楽しい。そして特別メニューのフェイジョアーダがおいしくってびっくり(正直、食事にはさほど期待してなかった、すみません)。蒸し暑い日だったのでビール片手に、最高の大人の夜ゼミナールだった。

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6月に観て印象的だったもの。

劇団ままごと「わが星」(三鷹芸術文化センター)

鑑賞というよりも体験。強烈な余韻が残る。ちょっと泣けた。ラップ、音楽、体の動き。とにかく観れてよかったと思うし、もう一度同じ作品を観たらどんな気持ちになるのだろう、そこにも興味がある。
とにかく演劇のことはまだまだ知らないことばかり。機会があったら他の劇団の公演もぜひ観たいと思った。

「サイ・トゥオンブリー展」(原美術館)

50年代にもうこんな絵を描いていたとは。当時の人々はいったい彼の絵を見てどう思っただろう。頭がおかしい、ただの子どもの落書きじゃん、というのが大半の意見だったろうな。

「線を描く」(銀座メゾンエルメス)

イグナシオ・ウリアルテによる、コピー用紙を折っただけ、という作品が一番印象に残った。限りなくシンプルな素材、手法を使っている所に感銘を受けた。