『ひだまり商店がおやつの時間をおとどけします』
(いてのまみ/学研)をデザインさせて頂きました。
このお仕事をお受けした少し後、
いてのさんから「まずは食べてみてください」と
お菓子がぎっしり詰まった箱が届きました。
私はクッキー・ビスケットといった類が好きで、
普段からいろんな店のものを試しているのですが
彼女の焼き菓子はひと口食べてそのおいしさにびっくり。
また、一見同じように見えるシンプルなクッキーやビスケットが
サクっとしていたり、カリっとしていたり、
明らかに味わいが違ってまた驚かされました。
この本は全編35mmフィルムで撮影されています。
フィルムならではの少しざらついた仕上がりも楽しんで頂けたら。
撮影を担当した宮本さんが、普段から撮りためている写真も
たくさん拝借しました。多重露光の写真もあったりします。
レシピ本でありながら、全然レシピ本らしくない1冊になりました。
『毎日、ふたり暮らし』(shiori著/大和出版)を
デザインさせていただきました。
物を持たない、シンプルな暮らしぶりが
Instagramで人気のshioriさん。
整頓されたインテリアや、毎日のお弁当作りはもちろんのこと
驚いたのは月々の生活費、お小遣い、年間の予算まで
包み隠さず公開していること。
本書には家計簿の中身もしっかり掲載されています。
丁寧に記入されたオリジナルの家計簿…。
ザ・どんぶり勘定の私には考えられない離れ業です。
一人暮らしや、子どもがいる家族の本は数多くあっても
共働きの二人暮らしに焦点を当てた本は
意外と少ないようです。
『白い糸で編むセーターの本』(サイチカ/文化出版局)
デザインさせて頂きました。
掲載されているのは、ぜーんぶ白い糸で編まれたニットです。
真っ白いスタジオ、合わせる洋服や小道具も白、メイクも白!
細いカシミヤ糸で編まれたタンクトップの上に
同じ地模様のセーターを重ね着、とか
大きなポケットのついたニットのエプロンとか、
細かいメリヤス編みをひたすら編んでいくシンプルで美しいストールとか
この上なく可愛らしい作品の数々。
写真も楽しい感じになっていますのでぜひご覧ください。
スタジオでスタイリストの田中美和子さんが
紙粘土をこねこねし出したときはちょっと感動しました。
『キッズのヘアカタログ』(apish/女性モード社)
デザインさせていただきました。
普段使いの、そして七五三や特別な日の子どものヘアスタイルおよび
その技術解説が掲載された、プロ向けのカタログです。
ひと時たりともじっとしていない
小さな子のヘアスタイル撮影、本当に苦労されただろうなと思います。
美容室でもし見つけたら、ぜひご覧ください。
表紙と中扉の切り絵イラストは堀口尚子さん。
『アラン模様のウエアと小もの』(日本ヴォーグ社)
デザインさせて頂きました。
スタイリストの串尾さんが
背景にニュアンスのある布を吊るすという
アイディアを出してくださり、
そこから画家のアトリエというテーマが生まれ
果物やパンのイミテーションや
壺などの静物が小物としてときどき登場し…
あとはもう、実際に本をご覧ください。
永遠の定番・アラン模様。
いつかチャレンジしたいなぁ、まずは帽子からかな。
モデルの横田美憧さん、初めてご一緒したのですが
ほどよく力の抜けた、モデル然としていないしぐさが
自然とできてしまう、魅力的な佇まいの方でした。
様々な媒体に引っ張りだこなのもうなずけます。